スパイダープラスの伊藤社長をはじめ社員の皆様、放送に関わった皆様、毎度毎度、欠かさず開催いただき誠にありがとうございます。
以下、登壇者
CEO:伊藤社長
CFO:藤原さん
※進行はIR担当の石田さん(音声のみ)
※youtubeの視聴数は140人前後だった。
※以下、閲覧注意点。
リアルタイムでヒアリングしながらの書き起こしのため、質疑と回答は簡略化されています。
また私自身の主観も入っておりますため、ニュアンス等に違いが生じている可能性もあります。
そのため記載情報は100%の正確性を有するものではありません。
なお、前半の事業内容や業績については、気になった発言があった場合のみ抜粋しますが、基本的には記録から除外してます。
投資をされる場合はくれぐれも自己判断・自己責任でお願いいたします。
以下、質疑応答(敬称略)
Q.遠隔操作支援機能について課題は?また業績に与える影響は?
伊藤A.先にご説明した通りです。ユーザー離脱を軽減できファンが増えると考えてます。
Q.IT導入補助金2023の支援事業者に採択されたメリットは?
伊藤A.営業の強力なツールになると思うので活用していきたいと考えてる。
Q.ビルメンテナンス向けは検討してる?
伊藤A.既に利用いただいており、機能足りてないところは仕様変更を行ってます。またビルメンテナンス専門の開発も検討中。
Q.時節柄、値上げが増えてるが値上げ予定は?
伊藤A.すぐすぐは考えてない。後々は考えてる。
Q.大阪IRに大林組と大成建設が携わるが使われる見込みある?
伊藤A.お客様の手前もあるので現場毎の公表は難しい。あるかないかだと可能性高いと思ってる。
Q.どの程度の建設現場で何IDが使われる?
伊藤A.都内の50~60階だと100~150、比較的大型のマンションだと50人くらいというイメージ。
Q.リコーとの協業の進捗は?
伊藤A.ロードマップを揉んでるところです。プロダクトとは別に販売網の活用もさせてもらってます。一緒に成長していきたい考え。
Q.チェンジとの協業による進捗や自治体の反応は?
伊藤A.前に話した通りで、大きくは変わらず。積極的に3社で話し合ってます。
Q.コプロとのアライアンス、アカデミックプランの進捗は?また発表したプロジェクトの進捗の開示方針について教えて。
伊藤A。コプロは年間1,000名を目標にしてます。アカデミックプランはやる事多くて、積極的拡大はできてない。ただ、ありがたい事に実績は複数個ある。開示方針については発表すべき出来事がでたら、すぐさま開示する方針です。
Q.ChatGPTの活用方針は?
伊藤A.チーム作ってお客様により便利になる上手い方法がないか検証中で今年中に成果物だしたいと考えてる。
Q.海外展開の料金設定は?
伊藤A.現状は日系企業ばかりなので国内と一緒。今後、海外企業についてはその国毎の価格設定をする予定。
Q.4Qで言ってた大型商談の期ズレは今回の1Qで契約に結びついた?
伊藤A.期ズレの表現はお客様目線での回答になり、新年度という意味での発言でした。なのでこの話は2Qになります。
Q.今期の広告宣伝費の見込みは?
藤原A.1億円強の予定。年間予算の四分の一以下。1Qでは展示会等がなかったため。
Q.今期の営業利益の見込みは?
藤原A.当初予想から変わっておりません。
Q.株価への見解と自社株買いの有無について教えて。
伊藤A.株価は申し訳ない限りです。業績成長で返すのが一番なので、現時点で自社株買いは考えてない。
Q.伊藤社長の貸し株の件についてお答えを
伊藤A.twitterで回答済みなのでそちらご参照(
発言1、
発言2)頂けると助かります。
Q.建設DX盛り上がるにつれ、HPアクセス増えると思うけど、サイトリニューアル予定は?
伊藤A.建設業が見るサイトとしてはベストデザインだと考えてますので、基本このままの路線で行く予定です。
Q.決算報告資料にDAUを記載していただけないでしょうか
藤原A.記載予定はございません。解約率を参考にして頂けると助かります。
Q.ARPの伸びの具体的要因は何でしょうか?新機能などでしょうか?
伊藤A.前3Qから営業体制を3部門制にしたことが身を結んだと思う。
Q.遠隔操作機能はオプション?
伊藤A.現状、無料です。一部サポートについては有償化は考えてる。
Q.前の説明会でホテルに利用されてるとおっしゃっていましたがその後継続して利用されている?
伊藤A.一部、利用されています。ホテル専用があるわけでなく清掃員向けが課題。肌感として市場ニーズはあるので今後進めて行きたい。
Q.ポジティブな要素が多く、更に期待しておりますが、ネガティブな材料・懸案事項が有れば教えてくださ
い。
伊藤A.1Qに限ればネガは無かった印象。社内報国もポジな内容ばかり上がってきてた。なのでポジティブです。
Q.材料費高騰・人件費高騰の影響はある?
伊藤A.弊社アプリを導入するかしないかへの影響はない。資材とは違うので基本的に無関係。
Q.施工管理アプリのネット上でのSEO対策やアフィリエイト対策はされておりますでしょうか?ANDPAD様など他社との比較を教えて。また、直近上場されましたArent様との棲み分けなどを教えて。
伊藤A.競合はほぼない。実際にあるケースとしては共存。例として直近、何社かでコンペで当たったが、どっちも使いたいというニーズがあり、事業部門毎にこの部門はアンドパッド、この部門は弊社という実例がある。
Q.コンペで採用される理由となる製品の品質の高さを2つ上げるとしたら?
伊藤A.品質とは違うが上場効果による開発力の強化とスピード。財務基盤、そう簡単には潰れないと思ってもらえてるところだと思う。
Q.直近上場したArentとの違いは?
伊藤A.あちらは建設会社毎に独自DXの開発業で、弊社は施工管理専属なので客先は一緒だけど業態が違う。コンペであたった事もない。
Q.機関投資家の面談は増えてる?
藤原A.増えてもないし減ってもない。四半期毎に頻度高くフォローされてる訳ではない。新しい機関投資家との出会いもある。
Q.計画前倒しに向けて意気込みはある?
藤原A.前倒しで達成する意気込みですが、現時点では修正の予定はなしです。
伊藤A.市況によるところもあるが、肌感では火がつくタイミングは早まると見ている。
Q.エンタプーライズ案件でカスタム開発伴う?リードタイムは?
伊藤A.カスタムは導入先による。最近は減ってきてる。10社に1社くらいの印象。全社導入導入という意味なら過去に回答してる通り2~3年。部署ベースなら2~3ヶ月。
Q.海外投資家比率が減少している記憶がございますが、どのような理由がありますでしょうか?
藤原A.機関投資家の判断ではなく、その先の投資家の資金の関係で減ってると認識してる。
Q.前倒しで契約された企業があるとのことですが、前倒しで契約された企業の分、今後新たな営業活動にマ
ンパワーを割くことが出来るのでしょうか。
伊藤A.もちろん。
Q.営業を増やしましたが今はすべて直販でやられているのでしょうか?今後代理店を利用して拡販などはありますか?
伊藤A.代理店のほうが高いです。藤原さん正確にはどうでしたっけ?
藤原A.代理店比率が約6割で、直販が4割です。
Q.ベーシック版以降のスタンダード・プレミアムの展開の予定はどのような感じですか?
藤原A.順次進めていく形です。
Q.コプロさんのように派遣スタッフがスパイダープラスを利用できるようになる人が増えたら、ボトムアップ効果で利用を検討する会社が増えると思いますが、今後派遣会社とかと提携もしくは買収してといった考えはあるのでしょうか?
伊藤A.コプロさんが昨年したばかりなので、まずはコプロさんとしっかりやってく。派遣会社のM&Aは考えてない。
Q.サポートセンター関連の費用はユーザー数に比例して今後も増加していく項目という理解で正しい?損益計算書のどの項目に分類されているのか、実績額は公表可能か差し支えなければ教えて
藤原A.サポートセンターは正社員中心。外注なし。ユーザー数の増加よりかはゆるやかに人員を増やす予定。サポートセンターありきではない。販売管理費として計上してます。
Q.建築のみならず、土木や他分野にも視野を入れているかと思いますが、現状からの延長線上で作成できる?それとも新規にプロダクト作成を行う必要あり?
伊藤A.改良版で広げていく事を前提にしてる。
Q.スパイダープラスパートナーは?
伊藤A.評判が非常に良い。特にエンタープライズと海外。次の柱になると考えてる。
Q.株主総会で質問ゼロでしたが、率直にどう思われましたか?また、この質問来たらこう答えたいと強く思っていた質問がもしあったのでしたら、その内容を教えてください。
伊藤A.ありがたかった。日々のIR発信の効果だと感じてる。質問は時価総額についてが来ると思ってた。「目標時価総額2,000億、目標ARR100億はぶれてない」と回答するつもりだった。
Q.従業員持ち株制度ある?
藤原A.運営してます。非開示ですが他社と比較して低くない数字です。
Q.スパイダープラスパートナーはアンドパッドと被りますか?
伊藤A.被りません。
Q.沖縄に飛び込み営業に行かれてましたが沖縄支店を作る予定ありますか?
伊藤A.個人的には作りたいが、レベニュー考えると支店作るほどではない。都道府県1つずつの考えはない。福岡事務所管轄で充分。
Q.沖縄の飛び込み営業は契約とれたんですか?
伊藤A.バッチリです。
Q.国内もそうですが海外での伸びが今後のカギになりそうだけど、海外展開の戦略は?
伊藤A.日系企業からのシャワー効果による伸びを目指してる。海外ローカルはベトナムとタイから注力したい。
Q.国内の新規獲得余地は?アップセルの進捗は?
伊藤A.現場監督数が基準で30~35万。アッパーとしてはさらに上と考えてる。建設業以外の進出は未知数。アップセルの進捗はようやく手応えでてきた。ここから早くなっていくと感じてる。
Q.アカデミックプラン無償提供のその後は?問合せ増えてる?卒業生の反応は?
伊藤A.たまに問合せあります。卒業生が実際に使っているかはヒアリングできてなかったので、学校に問い合わせてみます。
Q.android対応しない理由は?
伊藤A.現場で使われるデバイスがipadオンリーだから。スパイダープラスはデバイス関係ないので、職人はandroidで利用してくれてる。
Q.四半期報告書が廃止、という話がありますが貴社の対応方針について教えて
藤原A.四半期報告書については未定。それ以外はこれまで通りを予定してる。IRイベントについても変わらず。
Q.2年後の目標株価は?
伊藤A.一番答えづらい(苦笑) ARR100億行くか行かないかのタイミング。黒字化大前提で言うなら時価総額1,000億以上が目標。逆に言うと1,000億に行かないようであれば2,000億に行く説明がつかなくなる。時価総額については私が一番悔しい。体を壊さない程度に目標達成をがんばります。
藤原A.補足させてください。市場環境にもよるので難しいですが公募価格への回復は最低限実現を目指してます。マーケット環境作りが第一と考えてます。
伊藤社長、最後に一言。
株価が情けないばかりで申し訳ない。きっちり業績で返して行き、ゆくゆくは配当等で報わせていただきたいと考えております。
今回、手応えある結果となり初めてストレスなく開催できました。
伸びていく事業だと確信しておりますので、今後とも末永くよろしくお願いいたします。
※今回の書き起こしについては「株主総会についての質問(時価総額について)」の言及が載っていない。
2OUT。
感想(というかここを見て頂いた方へのお願い)
同社に限らず、株主総会に出席した株主さんは時間が許される限り、必ず何か質問して欲しいです。
株主総会は個人投資家説明会と違い、「株主総会を開催したときは、法律によって株主総会議事録の作成が義務づけられています」よって総会での質問と回答は他とは重みが違います。
既にどこかで疑問解決済みでも面倒くさがらず、どうか是非とも御質問をお願いいたします。