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    2022年 ウクライナ(戦争)ショック⇒日銀融緩和継続⇒海外利上げ⇒日銀融引締 相場年間記録

    全体相場記録
    12 /31 2022
    まずは1年の大きな出来事をざっくり時系列順で、各種指標・チャートやデータなどは最後に。

    FOMC利上げ警戒で米国市場が大発会(1/4)→1/27にかけて
    ナスダック 15,832.79→13,352.78
    ダウ 36,585.06→34,160.78
    と大きく下落。

    一方の日本市場は同じ期間で上記+岸田ショックにより、
    日経平均 29,301.79→26,170.30
    TOPIX 2,030.22→1,842.44
    マザーズ指数 976.74→728.25
    と下落し、その後1/31(月)からようやく反発。

    ※参考データ 松井証券発表のマザーズ信用買い評価損益率。
    1/4   -25.236%
    1/11 -30.583%
    1/26 -35.307%
    1/27 -38.669%
    1/28 -38.449%
    1/31 -35.931%

    監視していた個別銘柄の底は、その多くが1/27~28だった。

    2/24 ロシアがウクライナに軍事侵攻 日経平均は1/27の安値を割る。
    以下、2/22→2/24の終値。 ※2/23は祝日。
    日経平均 26,449.61→25,970.82
    TOPIX 1,881.08→1,857.58
    マザーズ指数 681.08 →652.45
    ※ロシアRTS指数は、前日終値1,226.69→742.91に急落。

    が、翌日(2/25)は上昇。
    日経平均 25,970.82→26,476.50
    TOPIX 1,857.58→1,876.24
    マザーズ指数 652.45→701.36
    ※参考データ 2/24の松井証券発表のマザーズ信用買い評価損益率 -40.739%。

    3/2 ロシアのウクライナへの侵攻に対する経済制裁実施→ロシアからの供給源途絶が連想され原油・小麦が高騰。
    この日、米国産標準油種(WTI)は、2008年9月以来の高値水準となる一時1バレル=115ドル台となった。
    これはリーマン・ショック以来の高値を記録となる。
    小麦先物価格も同様にリーマンショック以来となる1000’0を超え1134'0となった。

    3/4 ロシアがヨーロッパ最大規模であるウクライナのザポリージャ原発を占拠のニュース発表。

    3/6 欧米がロシアからの原油輸入を禁止する協議中とのニュース発表。

    週明け3/7 この日、米国産標準油種(WTI)は、1バレル=125ドル台の水準となった。

    3/7の各指数の終値は下記の通り。
    日経平均  25,221.41円 -764.06 (-2.94%)
    TOPIX 1,794.03円 -50.91 (-2.76%)
    マザーズ指数の終値 691.95円 -32.70 (-4.51%)

    これらの影響を受けて3/1~3/7は以下のように原油・石炭関連銘柄が高騰。
    1518 三井松島HDが3/1…+97円(+6.1%)、3/2…+143円(+8.5%)、3/3…+246円(+13.4%)と高騰。
    他にも1605 INPEX、5019 出光興産、5021 コスモHD、5020 ENOS HDなどの原油関連も強かった。

    3/8 NYダウ 32,817.38 前日比-797.42(-2.37%)、NASDAQ 12,830.96 前日比-482.48(-3.62%)だったが、日本市場は日経平均の始値は24,974.35円(前日比-247.06)、マザーズの始値は683.56円(前日比-8.39)だった。
    が終値は日経平均 24,790.95円(前日比-430.46)、マザーズ 681.72円(前日比-10.23)と下げ止まり見られず。
    この日は、原油WTIが120ドルまで下がった事もあってか、資源関連が反動減となった。
    ※WTI原油は一時115ドル台まで戻る場面もあったが再び120ドル台に。小麦は一貫して上昇継続しこの日は+9%。
    また、8591 オリックスも航空機リース、相次ぎロシア撤退が理由なのかそこそこの出来高(14,009,500)を伴い前日比-156.5円(-7.30%)と売られた。

    3/11 3月の第2週の金曜日という事でメジャーSQかつ、特に何かがあった訳でもないのに日経平均 +972.87(+3.9%)、マザーズ指数 +26.84(+4.0%)と謎上げした翌営業日。
    日経平均 25,162.78円 -527.62 (-2.05%)、マザーズ指数 670.08円 -26.43 (-3.79%)となった。
    原油は105~6ドル台まで戻ってきたが資源関連は騰がった。

    3/25 日系平均は28,110.39まで回復。3/9が底になった様だが、まだ何とも言えない状況。マザーズは650~800のボックス相場の様相、800を越えれるかどうか。
    ロシア市場が2/25に閉場して一ヶ月ぶりに開場。但し、取引可能となったのは優良銘柄33銘柄のみで、取引時間は4時間なおかつ空売り禁止。
    ロシアの原油関係銘柄の石油会社ルクオイルが12.27%上昇したが、原油系以外の銘柄はは下落(航空会社アエロフロートはー16.44%、通信サービスのモバイル・テレシステムズもー5.47%)で終わった。

    4/11 原油が95円台に。

    4/28 世界が金融引き締めに動く中、日本は金融緩和を継続と逆行し米ドル/円は遂に130.66 円を記録。
    ※年初の米ドル/円は115.33円。

    5/4 FOMCでFRBのパウエル議長0.5%の利上げ発表。また0.75ポイント利上げについては「委員会は積極的に検討せず」と発言。
    この発言を受けてダウは+932.27 前日比+2.81%の上昇。ナスダックは+401.10 前日比+3.2%の上昇。 

    5/5 岸田総理、英国の金融街で「岸田へ投資を」発言。(ウケると思ったのだろうか?)
    FRBによる金融引き締め路線警戒で、ダウは-1063.09 前日比-3.12%の下落。ナスダックは-647.16 前日比-5.0%の下落。

    6/8 原油が122円超え。

    6/16 アメリカだけでなく、スイスも15年振りに利上げを発表するなど世界的に金融引き締めが加速。ネガティブサプライズとなり世界的に株式市場が急落。ダウは-741.46 前日比-2.42%下げて年初来初となる30,000割れ。

    6/17 原油が-6%の下げで110円台に。

    6/21 米ドル/円は遂に136円超えを記録。 なお同日の原油は105円台。

    6/22 市場は様子見ムードだが、円安恩恵のホンダやJUKIや電力逼迫(電気代値上げ)でエネチェンジやグリムスが強い印象。

    7/8 安部元首相が演説中に撃たれ死去。※報道発表後、市場は上げ幅縮小し終値は前日比+26円になったが以降は影響なかった。

    7/14 米ドル/円が139円を記録。 ※7/22には136円に。

    7/22 ロシア・ウクライナ、穀物輸出再開で合意 ※小麦価格は7月初頭から大分落ち着きを取り戻していた。
    2022小麦チャート

    8/17 日経平均29,222.77円に。(22/1/6以来の2,900円超え)

    9/21 米ドル/円は144円


    9/23 米ドル/円は143円

    11/11 CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回る。ダウ +1,201.43(+3.7%)、ナスダック +1,201.43(+7.35%)。半導体指数+10.22% 米ドル/円は24時間で146→138円に という事もあってか日経平均は+817.47(+2.98%)、マザーズ+25.05(+3.41%)と大きく上昇

    12/20 日銀発表で後場から市場全体が急落、円高に。(詳細)

    12/30 大納会。(以下、本年始値→本年終値) ※ダウとナスダックは昨年末12/31終値を採用。
    日経平均…28,791.71 → 26,094.50 -3,207.29 (-10.95%)
    TOPIX…2,015.61 → 1,891.71 -100.62 (-5.1%) 
    マザーズ…994.61 →  730.41 -257.53 (-26.1%)
    ダウ…36,338.60 → 33,147.25 -3216.99 (-8.85%)
    ナスダック… 15,664.97→ 10,466.48 -5198.49 (-33.18%)


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    市況備忘録2022/12/20 日銀発表後の地方銀行銘柄 金利引き上げ影響 記録用

    全体相場記録
    12 /20 2022
    日銀発表を受けて、後場に急落。
    日経平均は前日比 -669.61 (-2.46%)の26,568.03に。
    マザーズ指数は前日比 -35.94 (-4.71%)の726.83に。
    ドル円は始値136.897円に対し、最安値130.563円をつけて終値131.691円となった。

    かんちさん、みきまるさんとか地銀バルク買いしてた人達はやっぱり凄い。
    12/21忘れてたので追記)井村俊哉さんも。
    反対シナリオに備える大事さを教えられた。ただ私には、もしもに備えるほどの資金的余力はなかった。




    上位
    20221220 日銀発表後の地方銀行銘柄1

    下位
    20221220 日銀発表後の地方銀行銘柄2


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    2021年 岸田ショック相場年間記録

    全体相場記録
    01 /02 2022
    2021年も終わったので年間を通しての記録です。 
    新型コロナの影響が昨年からも続き、年末にはオミクロン株が発生したが、ワクチンの普及もあって経済状況は安定(マスク必須等の制限はあり)

    以下、印象的だった出来事。
    相場全体では11/10の岸田政権発足で市場が冷え込み下落(通称:岸田ショック)が起きた。
    東京オリンピク、パラリンピックが1年遅れで無観客開催(一部観覧あり)。
    業種別では海運がコンテナ不足等から需給が崩壊し、値上げを背景に絶好調となり、異次元の強さを見せた。
    テーマとしては脱炭素、EV、SDGs、半導体、DX関連などに注目が集まった。
    海運、鉄鋼などを含め配当増額を発表した銘柄が強かった印象。

    個別銘柄で印象的だったのは以下のとおり。
    1605 INPEXが原油影響で昨年大幅下落した株価から平均へ回帰。
    4169 ENECHANGEが11/12の1-9月期(3Q累計)経常は2.4倍増益で着地を材料に大幅上昇。
    1518 松井松島HDが有名個人投資家の井村俊哉さん大量保有が材料に上昇。その後、決算で下落し株価は井村ラインを割り込むも徐々に値を戻し、12/22にはニューメリック・インベスターズ・エルエルシーの大量保有が開示され、最終的には年初来+1,174円 (+63.74%)となった。

    他にも釣りブーム、キャンプブーム、生活様式の変化の恩恵を受けた(昨年の巣篭り需要に終わらず定着した文化、商品)に関連した銘柄が好調だった
     
    データは折りたたみ。

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    シクリカル銘柄(原油関連・運送関連)について ANA・JALは離着陸を繰り返す。JRは遅れてやってくる。

    全体相場記録
    02 /19 2021
    2020年3月、新型コロナ流行。
    その影響で世界的に飛行機が止まるなどの国内国外を問わず大規模な移動制限がかかりました。
    それらの影響により原油は2月末は1バレル=50ドル近くだったものが、3月9日に1バレル=30ドル割れ、4月2日は1バレル=21ドルを割り込みました。
    さらに4月20日にはニューヨーク市場のWTI原油先物価格で、一時、1バレル=マイナス40.32ドルまで下がり、マイナス37.63ドルで取引きを終えました。
    原油価格がマイナスになるのは1983年に原油が上場して以来、史上初の出来事だそうです。

    そして2021年2月19日11:54分現在、原油価格は1バレル=約58ドルほどとなっています。
    さて日本の主要な原油・運送関連銘柄は2020年3月~21/2/19現在でどうなったのでしょうか?

    まずは原油関連から見てみたいと思います。

    1605 国際帝石 原油・ガス開発生産国内最大手。政府が黄金株保有。豪州でLNG案件(イクシス)を操業。
    国際帝石202002~202102


    1662 石油資源開発 原油・ガス開発専業。国内の天然ガス田操業が基盤。
    石油資源開発202002~202102

    5019 出光興産 石油元売り2位。石油化学や原油・石炭開発も。昭和シェル石油と19年4月1日に経営統合。
    出光202002~202102

    5020 ENEOS 17年4月に東燃ゼネラルと経営統合、国内シェア5割の石油元売り首位。銅など非鉄事業兼営。
    ENEOS202002~202102

    5021 コスモエネルギー 石油元売り大手を傘下に置く持株会社。アブダビ政府系が筆頭株主で、上流の石油開発に強み。
    コスモ202002~202102

    続いて運送関連を陸運、海運、空輸、JRで見ていきます。 

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    2020年 コロナショック相場年間記録

    全体相場記録
    12 /31 2020
    2020年も終わったので年間通しての記録です。
    コロナショック直撃の2~3月については以前に取りまとめしてますので、改めて書いとく事といえば、結局2番底は来なかったことと、アメリカは強い!くらいです。
    あくまで自分が将来見直すときにパッと見やすいように各種データをまとめてるだけになります。

    データは折りたたみ。

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    無様な愚か者

    画像は英雄伝説 黎の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれで福岡出身福岡在住です。
    趣味と株式投資に時間を取られ更新滞っていたため、投資録+レビューに掲載内容を変更しました。

    株式投資は長期投資(1年~5年保有)を主軸としていますが、短中期をやらないという訳でもないです。
    投資判断はファンダメンタルズ分析をメインにしてますがテクニカルもある程度は気にします。

    レビューはコアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。