三匹のおっさん おっさん?還暦超えてんだから、じいさんの間違いだろ?
文藝春秋ノベル
タイトル:三匹のおっさん
出版社:文藝春秋
著者:有川浩(代表作:「図書館戦争
イラスト:須藤真澄
ジャンル:おっさん・世直し
内容:3月に60歳の誕生日を迎え、地元ゼネコンを定年退職し系列会社の経営するアミューズメントパークに経理担当の嘱託として再就職することとなった剣道の達人・清田清一(キヨ)は、社会的に「おじいちゃん」の範疇に入れられることに違和感を感じていた。
そんな誕生日、祝いの席となるはずの夕飯の席で還暦セットを無理やり着せられた挙句、息子夫婦の「弟子がいなくなった剣道場を潰し、ピアノ教室に」という発言が元で、妻と息子夫婦が口論を始めるというさんざんな目にあい、キヨは、家を飛び出し子供の頃からの腐れ縁でかつて「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた仲間の柔道家・立花重雄(シゲ)と工場経営者・有村則夫(ノリ)と酒を酌み交わすことに。
翌朝、キヨを訪ねてきたシゲの提案により「三匹の悪ガキ」のなれの果てである「三匹のおっさん」は、私設自警団を立ち上げ町内をパトロールすることにした。
初仕事で引ったくりをつかまえたキヨたちは、名乗らない善意の人として新聞記事にもなり、ひそかに快哉を叫ぶ。
こうして、気を良くした「三匹のおっさん」は、ますます自警団活動に励みだして…・
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