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    JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN ストーン・オーシャンで存在がほのめかされたあのノート

    集英社ノベル
    04 /07 2013
    JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

    タイトルJOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN
    出版社集英社
    著者西尾維新(代表作:「戯言」シリーズ、「刀語」、「化物語」シリーズ)
    原作・イラスト荒木飛呂彦(代表作:「ジョジョの奇妙な冒険」)
    ジャンルSFアドベンチャー
    全1巻。

    内容:かつて空条承太郎の手によって焼き捨てられ、エンリコ・プッチ神父が切望したDIOのノート。
    世界の深淵で、DIOが探し求めた「天国」とは―。(公式より抜粋)

    感想:ようはただの日記です。ジョジョ第3部でDIOが承太郎たちが来るまでの日々の出来事と、過去(第1部)のことを振り返って反省する内容です。
    期待していたほど面白くはありませんでした。第3部を振り返れるという以上に意味のあるノベライズではないと思います。
    戯言」シリーズでもよくジョジョを引用していたほど、ジョジョ好きの西尾維新が手がけるのだから、どうせなら「The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~」や「恥知らずのパープルヘイズ」のようなスタイルでスタンドバトルを書いて欲しかった。

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    ジョージ・ジョースター 舞城王太郎がジョジョを題材に手掛けた二次創作止まりの同人誌。

    集英社ノベル
    03 /31 2013
    JORGE JOESTAR

    タイトルJORGE JOESTAR
    出版社:集英社
    著者舞城王太郎(代表作:「煙か土か食い物」、「九十九十九」、「ディスコ探偵水曜日」)
    原作・イラスト荒木飛呂彦(代表作:「ジョジョの奇妙な冒険」)
    ジャンルSFアドベンチャー
    全1巻。

    内容ジョナサン・ジョースター亡き後、カナリア諸島ラ・パルマ島で母であるエリナと暮らす少年ジョージ・ジョースターは、同級生にいじめられ、そこを同居人であるリサリサに助けられるという日々を送っていた。
    だが、リサリサが育ての親であるストレイツォの元へと行くこととなり、ジョージはリサリサに勇敢な男になることを誓う。
    だが翌日、その第一歩を刻むため、いつもより早めに登校したジョージが、教室に入るといじめっ子の1人から同級生殺害の嫌疑をかけられてしまう。
    ジョージの窮地に現れたのは、これまた同級生の東洋人、自称名探偵の九十九十九だった…。

    感想:とにかく面白くない。他に舞城王太郎を読んだ事がないので詳しくはわかりませんが、まず文章が稚拙(狙って書いてるのかもしれませんけど)。
    次に内容がひどい。メイド・イン・ヘブンやD4Cで生まれた並行世界をジョージが行ったり来たりするという設定のため、過去の各部のボスキャラであるカーズやDIO、吉良吉影、ディアボロ、ヴァレンタイン大統領、それ以外にもナランチャなどが登場しますが、見どころは特になし。

    残念ながら、これを読むくらいなら舞城王太郎の1人ヨガリの同人誌になってしまっていると言わざるを得ません。

    これをジョジョだと認められるジョジョファンは皆無でしょう。

    ジョジョのノベライズを読みたいと思う人は、他のノベライズ作品「The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~」や「恥知らずのパープルヘイズ」を読むことを強くお勧めします。

    The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~

    集英社ノベル
    02 /18 2013
    The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day

    タイトルThe Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~
    出版社集英社
    著者乙一(代表作:「GOTH」、「ZOO」)
    原作・イラスト荒木飛呂彦(代表作:「ジョジョの奇妙な冒険」)
    ジャンルSFアドベンチャー
    全1巻。

    内容:2000年、日本国M県杜王町。冬休みの終わる3日前。
    ぶどうヶ丘学園高等部1年の広瀬康一と漫画家・岸辺露伴はコンビニの前で血まみれの猫と遭遇する。猫の飼い主を捜してたどり着いた先で発見したのは、家の中で車に轢かれた奇妙な女性の死体。
    露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」によって手に入った手がかりは「腕に赤い爪痕のある男子学生」。

    事件を追ううちに浮かび上がってきたのは、関係者と思ぼしき4人の男女。
    不思議な革表紙の本を持つぶどうヶ丘高校の2年生、蓮見琢馬
    去に不良から助けてもらったことから、蓮見琢馬に好意を寄せる双葉千帆
    欠陥住宅を売ることを金儲けの手段とする大神照彦
    秘密を知った事で恋人の大神照彦の手によって、ビルとビルの隙間に突き落とされ、そこでの生活を余儀なくされた飛来明里
    事件に隠された真実とは?

    感想:スタンドバトルはおとなしめ。ジョジョというより推理小説です。だからと言って面白くないと言うわけではありません。
    作者の乙一が得意とするのが現代劇であるせいか、書き下ろしのスタンドの中に攻撃型がいません。
    続くジョジョノベライズ第2弾である上遠野浩平の「恥知らずのパープルヘイズ」とはかなり趣きが違います。
    スタンドバトルを楽しみたいなら「恥知らずのパープルヘイズ」。
    ジョジョの小説を読みたいのなら「The Book」と言ったところでしょうか。


    恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-

    集英社ノベル
    12 /29 2012
    恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-

    タイトル恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-
    出版社集英社
    著者上遠野浩平(代表作:「ブギーポップは笑わない」)
    原作・イラスト荒木飛呂彦(代表作:「ジョジョの奇妙な冒険」)
    ジャンルSFアドベンチャー
    全1巻。

    内容:ジョルノ・ジョバァーナがボスを倒し、パッショーネを掌握してから半年。
    ボスへの離反を拒否してブチャラティチームから離脱したパンナコッタ・フーゴはかつて同じチームで、今や組織の副長であるグイード・ミスタにジュゼッペ・メアッツァまで呼び出される。かつてブチャラティチームを裏切ったフーゴに対して、改めて組織への忠誠を証明させる為である。

    ミスタはジョルノが推し進めている裏社会の清浄化の一環として、旧組織の負の遺産である麻薬チームを始末するようにフーゴに命じ、自身が連れてきたスタンド使いシーラEと共に任務を遂行するように命じる。
    完遂できなければ死という状況下で、フーゴの新たな任務が始まった。

    感想:「荒木飛呂彦の影響を受けている」とインタビューでも語った上遠野浩平が手がけたジョジョ。題材は第5部「黄金の風」。途中離脱したフーゴのその後を描いた作品です。
    相変わらず、凶悪なスタンドである「パープル・ヘイズ」なんですが、それに劣らないスタンド使いが敵として登場します。その名もマッシモ・ヴォルペ。詳しくは書きませんが彼のスタンド能力“マニック・デプレッション
    ”は人を“不健康”にするというもの。
    実は彼、作中でも語られていますが第4部に登場したあの料理人の兄弟です。兄弟で真逆の能力に目覚めるなんて、因果的でステキだと思います。
    だけど、今回一番気に入ったスタンド能力は、シーラEのスタンド能力“ヴードゥー・チャイルド”です。陰湿な嫌がらせ効果が高すぎて、絶対に敵に回したくありません。彼女と結婚したら、カカア天下間違いなし。

    上遠野浩平がしっかりとしたジョジョ愛を持っているため、第5部の出来事がしっかりと作品に反映されており、とにかく面白かったのと、ミスタとフーゴ以外にも第5部に登場した懐かしい奴らが何名か登場するため、読み終わった後、無性に「黄金の風」が読み返したくなる作品でした。

    紅 イラストの山本ヤマトが漫画化した事で乗っ取られた?片山憲太郎の人気ライトノベル!!

    集英社ノベル
    10 /22 2012
    紅 (紅シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

    タイトル
    出版社集英社
    レーベルスーパーダッシュ文庫
    著者片山憲太郎(代表作:「」、「電波的な彼女」)
    イラスト山本ヤマト(代表作:「」、「終わりのセラフ」)
    ジャンル青春シリアスサスペンスアクション
    1巻以下続刊。

    内容:五月雨荘に住む駆け出しの揉め事処理屋・真九郎の元へ、恩人であり尊敬する大先輩・柔沢紅香が1人の少女を連れて来た。その娘とは世界屈指の大財閥の御令嬢、九鳳院紫。
    柔沢紅香は、真九郎に紫の護衛を依頼したいと言う。
    世間知らずだが好奇心旺盛な紫との共同生活に慣れた頃、彼女を狙う人物が2人を襲い、紫は連れ去られてしまう。
    依頼の裏に隠された彼女の真相を知ったとき、真九郎が選んだ行動とは…。

    感想:この小説のジャンルは果たして何になるんだろう?というのがこの記事を書いていて一番悩みました。
    結局、青春モノというのが一番しっくりくる気がします。内容としては、紅真九郎と九鳳院紫の成長物語です。凄惨な過去を持つ真九郎と籠の鳥として育てられた紫。そんな二人が出会い、お互いに影響を受けて、精神的に成長していく様が描かれています。
    あ、でも、真九郎は紫にロリコンになるよう徐々に調教されている気がしなくもありません。
    この作品では、人が死にます。しかも頻繁に。女、子供問わず凄惨に死にます。「紅 ~ギロチン~」では、主要キャラだと思われていた人物が即死したり、「紅 醜悪祭」では、死体の廃棄場が描写される始末。書き手の文章に強さがあり、物語に引き込む上手さから、その様子がリアルに頭に浮かびました。
    非常に面白い作品です。続きが中々出ないのが難点(2012年現在、2008年以降続刊なし)。作者死亡説や断筆したなど噂が飛び交っていますが、真相は不明。
    ※内容はライトノベルですが、設定はライトではありませんのでご注意ください。


    追記:イラストの山本ヤマトによりマンガ化されています。また、アニメ化もされてます。

    無様な愚か者

    画像は英雄伝説 黎の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれで福岡出身福岡在住です。
    趣味と株式投資に時間を取られ更新滞っていたため、投資録+レビューに掲載内容を変更しました。

    株式投資は長期投資(1年~5年保有)を主軸としていますが、短中期をやらないという訳でもないです。
    投資判断はファンダメンタルズ分析をメインにしてますがテクニカルもある程度は気にします。

    レビューはコアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。