雪蟷螂 その激情故に愛する者を喰らうという一族のとある恋。

    アスキー・メディアワークスノベル
    08 /24 2012
    雪蟷螂 (電撃文庫)



     「その熱が命、その血こそがファルビエの宝である。
      生きて剣を持て、誇り高き雪蟷螂
      絶望にその血を凍らせてはならない」




    タイトル雪蟷螂
    出版社:アスキー・メディアワークス
    レーベル:電撃文庫
    原作:紅玉いづき(代表作:ミミズクと夜の王MAMA雪蟷螂
    イラスト:岩城拓郎
    ジャンル:ファンタジー

        生命の色は極彩である。
       雪国の女は古く、激情を持っている。
       剣の舞いは千変万化。
       その血は炎。
       果実よりも赤い唇は、舌なめずりがよく似合う。
       それは愛した男を喰らうという激情の一族。
       人々は彼女ら蛮族を蔑み、畏怖した。
       ―――曰く、雪蟷螂


    内容:涙も凍る冬の山脈に“雪蟷螂”の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を―。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の族長アルテシアと、永遠生を信仰するミルデ族長オウガとの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれる。果たして、山脈の地に平和は訪れるのか。そして、極寒の地に舞う恋の行方は…。

    感想:この本の感想をどう言えば、伝えられるかよくわからない。今まで読んだ紅玉いづき作品の中で間違いなく一番好きな作品です。アルテシアとロージアは格好良い“ファルビエの女”だし、ルイは可愛いけどやっぱり“ファルビエの女”その心にはアルテシアに見劣りしない魅力があった。トーチカはもちろんオーガも“漢(おとこ)”だった。
    ミミズクと夜の王」「MAMA」の様な童話っぽさは少なく、一つのライトノベルとして成り立っている。
    この物語で語られる多くの愛や恋は激情そのもの。「その熱が命、その血こそがファルビエの宝」この言葉は本当にこの作品をよく表しており、この言葉は私の心に残り続けるでしょう。


    (追記)
    関連作品としてが「ミミズクと夜の王」「MAMA」が刊行されています。
    ミミズクと夜の王」記事はこちら
    MAMA」記事はこちら
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