ブルーストライカー エマスターのその後の時系列を描く実質的エアマスター2!

    講談社コミックス
    10 /24 2019


    タイトルブルーストライカー
    出版社:講談社
    作画:沢 真(代表作:「ブルーストライカー」)
    原作:柴田ヨクサル(代表作:「ブルーストライカー」「ハチワンダイバー」「エアマスター」「谷仮面」)
    ジャンル:格闘・ストリートファイト
    掲載誌:コミックDAYS
    全4巻(2019年10月時点での既刊3巻)

    谷仮面⇒エアマスター⇒ハチワンダイバーの時系列作品の最新作。
    作画は柴田ヨクサルではなく新進気鋭の沢 真。
    谷仮面⇒エアマスターに皆口由紀、久坂などが登場。
    エアマスター⇒ハチワンダイバーに皆口由紀、ジョンス・リーが登場の流れに漏れず、本作にもエアマスターから相川摩季、坂本ジュリエッタ、佐伯四郎、戸叶(スナイパー空手)が登場!

    本作はエアマスター完結からおおよそ20年後が舞台になってます。
    なんと言っても目玉はエアマスターに登場していた人物たちの登場です。
    相川摩季、坂本ジュリエッタは見た目あんまり変わってませんが、佐伯四郎はやはり老けてます。
    まあ佐伯四郎はエアマスター当事で35~38歳くらいだったですしね。
    だけど戸叶の老け方は半端ない!エアマスター当事で何歳の設定だったのだろう?

    第1話がこんな感じなんですが、これを読んでこの漫画がエアマスター関連だとわかった柴田ヨクサルファンはどのくらいいたでしょう。
    この時点ではストリートファイト、GPSマッチング形式という流れからエアマスターの深道ランキング編っぽい漫画だな~くらいの感想でした。
    そんな私がエアマスター関連と確信したのは戸叶登場の回でした。

    なので途中からはエアマスターの続編として楽しく読んでいたのですが、打ち切りになってしまいました。

    以下は打切りについての考察です。
    人気作の実質的続編でコミックDAYSのお気に入り登録者数も1万超えと決して悪くない数字だったのになぜ?と感じる柴田ヨクサルファンは多いかと思いますが、私が思うにこの漫画には3つの問題点があったための結果かと考えます。

    問題点1.沢真の作画は上手かったけど、柴田ヨクサルのような魅せる作画ではなかった事。
    誤解を生む言い方かも知れないけど、柴田ヨクサルの原作の持ち味に合う作画だったとは言えなかった。
    繰り返しますが、沢真の画はかなり上手いです。ただ画の性質として柴田ヨクサル原作の作品に合っていないと感じてました。
    柴田ヨクサルの作画にはどれもパワー(魅力や迫力)を感じますが、今回は沢真の画にはまだパワーを感じれていなかった。
    ただ上手い画だなと感じるくらいでした。例えるならちょうどキングダムの初期の絵のような印象でしょうか。それこそこれから徐々にキングダムのようにパワーを感じる作画になっていった可能性はあったと思います。

    問題点2.ストーリー進行。
    序盤の展開はぶっちゃけて言えば、弱いおっさんがただひたすらストリートファイトに負け続けるという内容だったためこれといって盛り上がりがありません。
    やっと展開が変わるのが第7話、第8話。これは最高でした。1話1話にドラマが凝縮されてます。
    脱線したので話を戻します。進行上で特に問題だったのがエアマスターキャラの出番の遅さ。登場がもっと早ければエアマスターファンが早い段階から読者としてついたでしょう。
    戸叶の登場が第9話でこれは連載開始から半月後と早いようで実はかなり遅い登場でした。
    でエアマスターの主役である相川摩季や、坂本ジュリエッタの登場も第23話とかなり遅かった。
    多分、エアマスター人気に頼りたくなかったための結果がこの進行かとは思いますが…正直、失敗だったと思います。

    問題点3.内容が同時期連載のヨクサル作品の「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」のような本格的な特撮ヒーローものになってきて、エアマスター世界観との融合がなされずにむしろエアマスターの世界観が破壊されてしまった事。
    ハチワンダイバーの時点でもエアマスターとしての世界観は崩壊されたところはありましたが、ハチワンダイバーはあくまでハチワンダイバーの世界観を築いた上での破壊でしたからね!賛否はあれど多くのファンに受け入れられていました。
    それにくらべるとブルーストライカーは問題点2と矛盾しますがブルーストライカーの世界観がしっかりできる前にエアマスター関連のキャラが登場し始め、ブルーストライカーとエアマスターの世界観を行ったりきたりな中途半端状態になってしまいました。
    主人公の生い立ちから特撮ヒーローものになっていく流れは規定路線かとは思いますが、エアマスターの世界観を取り入れるのであれば、本物の怪人を出したのはまずかったと思います。
    これがエアマスターの世界観を壊した決定的要因だと感じます。
    せめて怪人を出すのであればエアマスターは絡めずに「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」や「妖怪番長」のように独自世界を築くべきだったと思います。

    これら問題点により、純粋なブルーストライカーファンの大量獲得につながらず、エアマスターファンには存在をしられず、エアマスターファンが読むにはエアマスターか?な内容になりファンに戸惑いが生まれ、売上部数に繋がらず、打切りとなったのではないでしょうか?
    実質的なエアマスター2である事をもっと前面に出してれば発行部数は激増したでしょうが、それではブルーストライカーとしての意味がなくなるため調整は難しいとは思いますが、途中からでももう少し宣伝に力を入れれば読者はもっと伸びたであろうだけに勿体なかったと思います。
    また掲載紙が週刊ヤングマガジンや月刊ヤングマガジンだったならもう少し人の目に触れ口コミで広がった可能性が高いと思いますのでなんとも惜しい作品です。

    総括・感想
    私個人としては第1話~第7話は前述の通り盛り上がりなしで面白いとは思えずに柴田ヨクサル原作という理由だけでひとまず読んでました。
    で転換点となる第8話から第32話までは続きに期待が持ててとても面白かったです。
    ですが第33話からは正直微妙でした。ただもし復活する事があるなら続きを読みたいと思える作品ではあります。
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    無様な愚か者

    画像は英雄伝説 零の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれで福岡出身福岡在住です。
    趣味と株に時間を取られ更新滞っていたため、投資録+レビューに掲載内容を変更。
    レビューはコアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。