資産バリュー投資の勝利 HISによるユニゾTOB発表前後の流れ+個人的な反省

    株式投資
    07 /13 2019
    この記事はこの時の悔しさを絶対に忘れないため。
    将来、同じ状況になった時にこの時の状況を思い出すために書く備忘録である。

    ↓7/9~8/23までの株価推移(出典元:株探 (C) MINKABU THE INFONOID, Inc.)


    ↓6/28~8/23までの信用売買残推移(出典元:株探 (C) MINKABU THE INFONOID, Inc.)


    以降は備忘録。動きのあった日を抜粋して記録。
    2018/10/12 2,040円で100株取得
    2018/12/25 1,937円で100株取得
    ※持ち株数 200株 平均取得単価 1,991円(手数料込み)

    2019/5/29 twitter上でゆうとさんがHISが4.5%の筆頭株主として掲載された事をつぶやく。


    この事を知ったのは同日のかぶ1000さんのリツイートから
    (蛇足:ゆうとさんのtwitterフォロー開始)


    面白い事になりそうだから買増そうかと考えるがキャッシュポジションが10%を切っている事と、他に安くなったらガッツリ買い増したいと思っていた銘柄があったため見送る。
    ↑失敗1 この頃のユニゾの株価は長期で1750~2000円のボックス圏推移しており、その後しばらくHISに動きが無かったとしても配当利回りは4%超えだったため、買増しには何も問題ないタイミングだった。

    2019/7/10 後場中にHISがユニゾ株の45%取得を目的としてTOB 1株当たり3,100円で取得表明
    これを知ったのは、社員旅行の帰りの新幹線の中。
    失敗2 5/29~7/13(HISユニゾ取得判明からTOBまで)の期間では、結局、狙ってた他銘柄は買い基準を満たす事がなかったため新規買は0!!
    結果論かもしれないけど、ユニゾという必勝の可能性が高かった儲けチャンスを見す見す逃す事に。
    内容は違うが、「知っていたのに!」儲けるチャンスを逃したピーター・リンチ氏と同じく「HISが大株主になっていたのを知っていたのに!」の気持ちになるハメに。
    ※出典:「ピーター・リンチの株で勝つ」


    同2019/7/10 報道を受けて即ストップ高2,390円に。 ※夜間PTSでもストップ高2,890円
    ※出来高932,400

    2019/7/11 ストップ高2,890円 ※夜間PTSでも3,000円前後で取引活発化。
    ※出来高225,200

    2019/7/12 3,040円でスタート。終値はTOB価格の31,00円を超え3,115円で終了。 ※夜間PTSは3,100円前後で推移。
    ※出来高5,483,400

    7/16(月)の3連休明けからちょうど仕事が忙しく場中のチェックが困難。
    利確タイミングを逃すという失敗だけしたくないので、せめて逆指値で最低限の利益確保を実施。
    ※ジャストプランニングで逆指値を入れてなかったために豊富な含み益が消し飛び、逆に損した経験を無駄にしないため行動。なお記事掲載時点で逆指値は実施済み。

    7/16に気付いた反省点まとめ
    1.大株主の変更は重要事項である。変化があった場合は、その株主の事を調査すべし。
    2.充分に割安な水準で買えた銘柄ならいつでも他の銘柄へ乗り換え可能。
    →であれば、とりあえず買っとくという選択肢をしたほうが良い。


    2019/7/16 3,150円でスタート。終値はTOB価格の31,00円を大きく超え3,500円で終了。 ※夜間PTSは3,400~3,499円で推移。
    ※出来高3,510,900
    同日:ユニゾ側からTOBへの回答を実施するための特別委員会の設置をIR。
    この特別委員会設置は、金融商品取引法の第二十七条の十 公開買付けに係る株券等の発行者(ユニゾ)は、内閣府令で定めるところにより、公開買付開始公告が行われた日から政令で定める期間内(10日? ※調査しきれず)に、当該公開買付けに関する意見その他の内閣府令で定める事項を記載した書類(以下「意見表明報告書」という。)を内閣総理大臣に提出しなければならない。

    3,250円で100株売却。
    売却理由:出来高減らしながらのだらだら下げ+信用買残が増加する一方である事から、何も無かった場合に大きな売り圧がかかりTOB発表前の株価に全戻しする可能性があるのでは?と嫌なストーリーが浮かんできたため。
    特に7/16の信用買残と出来高がほぼ同じ事から現時点では機関・ホワイトナイトの買いはなくレバかけた個人の買いとイナゴ買いが多いと仮定すると…。
    もしもそうなら、なおさら嫌なストーリーが実現してしまう可能性も高いのでは?と警戒感を強めざるを得なくなった。

    ユニゾ日々公表
    それと仕事が絶賛忙しいのに、ニュニゾの値動きが気になってしまい、メンタル面で仕事に良くない影響が出ていると感じたため。
    ↑実質的にはこれが一番大きい売却理由。投資だけで食っていける状態ではないので地に足つけないと駄目と判断して売却。


    2019/7/23 3,195円でスタート。終値はTOB価格の31,00円を超え 3,240円で終了。※夜間PTSは3,167円だが目立った動きなし。
    ※出来高600,400
    ユニゾが対応留保を表明。同時にユニゾ→H.I.Sへ質疑→H.I.Sがユニゾからの質疑に早急に回答する旨を表明。


    2019/7/26 3,275円でスタート。場中に再び7/16の高値である3,500円にタッチ。終値はTOB価格の31,00円を超え 3,380円で終了。※夜間PTSは3,350円、出来高1,800。
    ※出来高1,774,100
    出来高急増の理由が気になるところ。この時点で目立ったニュース見当たらず。買ってるのはどんな人たち?

    2019/7/29 3,350円でスタート。終値はTOB価格の31,00円を超え 3,450円で終了。※夜間PTSは始値3,280円、終値3,377円、出来高5,500。
    ※出来高882,900
    ユニゾが決算発表(前年同期比で減収減益)+【固定資産の譲渡及び特別損益の計上】として下記の物件の売却(約92億円の特別利益)を発表。
    ・ユニゾホテル銀座…(2016年6月オープン、一等地、来年は東京オリンピック)
    ・ユニゾインエクスプレス金沢駅前…(2019年4月オープン、竣工してまだ3ヶ月、さらなるインバウンド呼び込み見込める観光地)
    ・ユニゾ京都四条烏丸…(2014年10月、さらなるインバウンド呼び込み見込める観光地)
    ユニゾが発表した売却理由は2018年10月2日プレスリリース「2018年度連結業績予想及び2018年度投資計画の修正に関するお知らせ」にて告知したとおりとなっている。
    減収減益はともかく、この時点での上記3件の売却判断がまるで理解できない。
    売却後もホテル運営だけは継続するとの事だが、経営陣は一体何を考えているのだろう?
    ※ユニゾとしては今が物件価値が一番高いと踏み切って売却したと思われるため、その判断が正しい可能性もある事を注記。


    個人的な感想としてはホテル運営継続は好感触だが、さらなる価値向上が見込める物件を早々に手放した事は、経営陣の中途半端な決断があるのでは?と捉えた。
    とにかく個人的に経営陣の判断が意味不明であるため、今回の売却に一番納得のいく説明をつけるならTOBに対するクラウンジュエル(焦土作戦)になると判断。
    恐らく同様にクラウンジュエルと判断する投資家は多く、今後の動き次第では、信用買残の多さからも3,100円を一瞬で割る可能性もあり、そのまま売りトレンドに変化してもおかしくないと考えられるのでは?
    などの理由から、今後どうなるかがわからなくなったため着実な利確を優先し残りの100株をPTSで3,286円で売却。ノーポジに。


    2019/7/30 3,380円でスタート。終値はTOB価格の3,100円を超え 3,430円で終了。※夜間PTSは動きなし
    ※出来高707,000
    7/23にユニゾからの質問へHIから回答あり

    2019/8/2 3,560円でスタート。終値はTOB価格の3,100円を超え 3,665円で終了。
    ※出来高1,062,500
    日米関税第4弾発動で日経平均329円下落スタートの中、想像外に強く再参入したくなるが、8/1付の日々公表信用買残2,620,100、信用売残152,800 倍率17.14倍と悪材料出たときを考えると危険な水準。

    2019/8/6 3,425円でスタート。終値はTOB価格の3,100円を超え 3,560円で終了。
    ※出来高372,700
    ユニゾ反対意見を表明→HIS遺憾を表明、米ファンドのエリオットが5.51%の大領保有報告書を提出。
    8/5に報告義務発生。それまでのエリオットが買付た期間は7/18~8/5で終値が3,500円以下の日に買付。
    これを受けて夜間PTSは3,800円。が様子見の動きが強く出来高は500程度。
    個人的に気になっている大量の信用買残がどう動くかも気になるところ。

    2019/8/16 4,065円でスタート。終値はサッポロ合同会社のTOB価格の4,000円を超え 4,165円で終了。
    ※出来高1,309,800
    前場開場前にサッポロ合同会社(フォートレス・グループ)による友好的TOBのニュース流れる。
    報道の真偽確認を理由に東証が売買停止措置。
    同日16:30 ユニゾより正式にサッポロ合同会社から1株4,000円のTOBへ賛成表明あり。
    買付は下限22,813,500株(66.67%)~上限100%。
    PTSで4,000円にサヤ寄せ。23:27時点のPTS出来高12,100。
    HISやエリオットなどの動向によってはさらなる株価上昇も!と思ってる個人投資家も多そうだがはてさて?

    2019/8/19 前日のホワイトナイト登場で信用買残が約66万株減少。
    ユニゾ日々公表


    2019/8/23 HISのTOB最終日 HISのIRより応じた株主は0だった事が公表される。

    2019/8/28 HISが11:30にIRにて10/1までは再TOBはしない。今後の株価によっては再TOBや市場での買い増しの可能性を示唆。同時にフォートレス・グループのTOBに応じる可能性についてもありうる旨を公表。

    ↓2019/7/13 21:00~ かぶ1000氏 ユニゾTOBについてツイキャスで語る
    【テーマ】ユニゾTOBから学ぶ真の企業価値を分析する重要性とは!?
    【続きを読むにて、内容の一部を抜粋掲載】

    以下はかぶ1000氏のツイキャス
    【テーマ】ユニゾTOBから学ぶ真の企業価値を分析する重要性とは!?
    でかぶ1000氏が話された内容の抜粋です。
    簡略であるため詳細が気になる方は上のリンクから視聴推奨です。

    ユニゾ側の敵対的MBOの可能性があるかも?
    ※ユニゾがそれをした場合、その後に来るのは上場廃止。
    ↓そうなると
    HISが価格を引き上げるかも?
    ※根拠:実質的株価価値は含み資産考慮の実質PBRは0.33倍である
    →そのためPBR1で考えるなら実質1株価値は9,800円であるから。

    現状のリスク:MBO価格3,100円を超えたため、HISに売る人が減ってしまう。
    HISが33.3%取得できないと特別決議できない→経営の改善が見込めなくなる。
    →株価下がる?

    質問:今後、株価はどうなると考えるか?
    回答:パターン1:45%取得達成→直近株価は下落となる可能性がある。
    パターン2:45%取得未達成→HISが再取得に向け株価吊り上げとなる可能性がある。

    質問:経営陣を信用できずに買えませんでした。なぜ買えたのですか?
    回答:経営陣が糞であることを気にしてたらバリュー投資はできない。
    経営陣が糞だから割安に放置される事が多い。

    質問:ユニゾの株が割安になった理由はどこにあると思いますか?
    理由1.経営陣が糞だからw
    理由2.増資(経営陣が糞だからと同義。株主の事を考えてない)

    蛇足:帝国ホテル…三井不動産が33.1%取得でずっと硬直してる。土地目的で買い増しに動いたら面白いとの事。
    ※その銘柄に目を向けた事のある人でないならば、四季報を全ページ読むくらいしないと知りえない情報。
    やはり四季報は読んだほうが良いか?と考えさせられる一言だった。
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    無様な愚か者

    プロフィール画像は英雄伝説 零の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれ福岡出身の九州野郎です。
    コアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。
    2016年末から株式投資はじめました。
    ブログURL通り「死ぬまで負けてない」の精神で挑んでます。
    趣味と株に時間を取られて更新滞りまくりだったため、2019年を目前に備忘録+レビューに掲載内容を変更。

    株式投資の記録を載せますが、投資を推奨するものではありません。
    あくまで自分のためだけに書いております。
    名前の通り私は無様な愚か者です。
    参考にされても構いませんが、損失を出されたとしても一切責任は取れません。
    予め、ご了承ください。
    くれぐれも投資は自己判断・自己責任でお願いいたします。


    URLは、そのまま“死ぬまで負けてない”です。
    立ち上げの時、ちょっとある事が原因で、クサりかけていたため「頑張ろう!」という決意の元に決定したURLです