惑星のさみだれ 獣の騎士団と、魔法使い。現代で繰り広げられる惑星を巡る戦い。
少年画報社コミックス
タイトル:惑星のさみだれ
出版社:少年画報社
著者:水上悟志(代表作:「戦国妖狐
ジャンル:SF・ファンタジー
掲載誌:ヤングキングアワーズ
全10巻。
内容:雨宮夕日は、ある朝、言葉を喋るトカゲ“ノイ=クレザント”から世界を救う騎士の1人として選ばれたと告げられる。最初は無関心な夕日だったが、ノイにその証拠を見せられ、とりあえず話を信じることに。
そしてノイは戦いの要である姫を見つけ出し、姫を守り、仲間と共に敵である魔法使いを倒せと説得。
しかし、地球を滅ぼうとするほどの力の持ち主とは、リスクが大きいから戦いたくないと協力を断る夕日。
だが、夕日のそんな意思とは無関係に敵である魔法使いが生み出した泥人形の襲撃を受けてしまう。
死を覚悟したその時、守るべき姫である朝日奈さみだれに救われる。実は彼女、夕日のお隣さん。
後日、さみだれは地球を守るべく戦う獣の騎士団、地球の破壊を企む魔法使いの戦いの裏で、あるドデカイ計画を企てている事を夕日に明かし、「わたしのものになれ」と告げる。夕日は、そのさみだれの常人離れした気概に触れたことで彼女に忠誠を誓う。
ここにひとつの主従関係が生まれ、この時から夕日とさみだれ、そして仲間である獣の騎士団の惑星を巡る戦いが始まった。
感想:はっきり言って荒削りな作品です。ですが、プロローグからエピローグまでの流れをしっかりと考えてあって第56話「最後の戦い・1」~最終話「終わるものと続くもの」までの一連の流れは少し泣きそうになりました。
登場人物では、カジキマグロの騎士・秋谷稲近が一番好きです。次に白道八宵です。
他にも魅力的なキャラばかりなんですが、全員の背景が描かれているため、物語に深みが出ています。ただ前述の通り、荒削りですので、全体で見れば評価に値する面白さがあるんですが、各話で分けてみると、少々物足りなさを感じます。
というのも内容はバトルものなんですが、前半は泥人形より、さみだれの方が圧倒的に強いためバトルがあっさり決着し、迫力などに欠けています。後半になればなるほどパワーバランスが逆転し始めるので後半になるほど面白い展開になります。
また、さみだれ以外の獣の騎士団の面々にとっては、どの泥人形の攻撃であれ一撃一撃が常に致命傷に至るものばかりであるため、獣の騎士団の中から、死者もでてしまいます。
そして、このマンガでは、その死について実に真剣に取組まれいます。“ただ死んだ”では終わりません。その死は、残された仲間達に多くの影響を与えていきます。
<以下ネタバレ反転>
しかし、最終回でまさか白道八宵と風巻豹が結婚してるとは思わなかった。あと、南雲宗一郎と、宙野花子がいくらなんでも老け込みすぎな気がしてならない。苦労してるんでしょうか?
茜太陽が明るい大人になっていたのはなんだか嬉しかったですね。雨宮夕日と東雲三日月を上手く扱っている様は、太陽がちょっと羨ましい。
にしても、サブキャラだった南雲の元部下である火渡刑事が持っていきすぎだったような気がしてしょうがない。
あんなに急にキャラが立つとは思いませんでした。
<ネタバレ終了>
登場人物では、カジキマグロの騎士・秋谷稲近が一番好きです。次に白道八宵です。
他にも魅力的なキャラばかりなんですが、全員の背景が描かれているため、物語に深みが出ています。ただ前述の通り、荒削りですので、全体で見れば評価に値する面白さがあるんですが、各話で分けてみると、少々物足りなさを感じます。
というのも内容はバトルものなんですが、前半は泥人形より、さみだれの方が圧倒的に強いためバトルがあっさり決着し、迫力などに欠けています。後半になればなるほどパワーバランスが逆転し始めるので後半になるほど面白い展開になります。
また、さみだれ以外の獣の騎士団の面々にとっては、どの泥人形の攻撃であれ一撃一撃が常に致命傷に至るものばかりであるため、獣の騎士団の中から、死者もでてしまいます。
そして、このマンガでは、その死について実に真剣に取組まれいます。“ただ死んだ”では終わりません。その死は、残された仲間達に多くの影響を与えていきます。
<以下ネタバレ反転>
しかし、最終回でまさか白道八宵と風巻豹が結婚してるとは思わなかった。あと、南雲宗一郎と、宙野花子がいくらなんでも老け込みすぎな気がしてならない。苦労してるんでしょうか?
茜太陽が明るい大人になっていたのはなんだか嬉しかったですね。雨宮夕日と東雲三日月を上手く扱っている様は、太陽がちょっと羨ましい。
にしても、サブキャラだった南雲の元部下である火渡刑事が持っていきすぎだったような気がしてしょうがない。
あんなに急にキャラが立つとは思いませんでした。
<ネタバレ終了>
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