コミックマスターJ 伝説のスーパーアシスタント“コミックマスターJ”!

    少年画報社コミックス
    12 /28 2012
    コミックマスターJ 伝説のスーパーアシスタント“J”

    タイトルコミックマスターJ
    出版社少年画報社
    脚本田畑由秋(代表作:「ウルフガイ」「コミックマスターJ」)
    作画余湖裕輝(代表作:「ウルフガイ」「コミックマスターJ」)
    ジャンル熱血コメディ
    掲載誌ヤングキングアワーズ
    全13巻。

    内容漫画業界で語り継がれるとある伝説…。
    漫画家が締め切りに追われる時、500万という報酬を受けその超人的なスピードと技術で原稿を完成させるというスーパーアシスタントがいるという。
    その名は“コミックマスターJ”!


    そのスーパーアシスタントとコンタクトを取る方法は、「コミックマスターJの漫画が読めるのは、XXXXXXだけ」
    とある駅の掲示板にそう書き込む事。

    締め切りまじかで、火事で原稿が失われ漫画家も倒れてしまい、途方にくれた一人の編集者は、半信半疑のままわらをも縋る思いで、掲示板に書き込みを行う編集者。するとまもなく彼の元にJから電話が。

    「報酬は500万、ページ数は問わない……ただし真に私を必要としているものに限らせてもらう」
    真に必要な作品。その言葉にその漫画に込められた熱い思いを語る編集者。
    「いい作品です。引き受けましょう」

    そして、大混乱にあったスタッフ達の前に現れたのは、全身白ずくめの姿と髪、サングラスの下は赤眼という異様な井出達の男だった!

    感想:とにかく熱いマンガです。マンガへの情熱のあまり、とんでも無い行動に出る登場人物たち。
    人気作を存続させるために活動するJ。それとは非対称に、人気や惰性だけで続いている内容の薄い漫画を、むりやり連載を終了させる連載終了請負人“THE END”こと延道断がとにかく楽しい!
    彼はなんと戦場帰りという異様の経歴をもっており、その戦闘力は最早、この漫画の中では範馬勇次郎と同等。
    「え、その設定何か意味あるの?」とお思いの皆さん。意味があるんです!
    このマンガ、実はただマンガを描くだけではありません。最終的にはとあるマンガが原因で世界が滅びに瀕するという脅威の展開を見せます。
    でも、注目すべきはそんな事ではなく、漫画界に一石を投じる熱いセリフの数々です。
    下記は、その一部。

    「漫画大国日本で漫画を読まぬやつは死ね! 」
    「一流の漫画家ならば…原稿を上げてから病気になれ!!! 」
    「マンガを描くストレスは漫画を描くことで解消するのさ」

    (by:コミックマスターJ

    「“延々と続く人気漫画を愚作にするのはファンに対し、否!自分に対しての敗北だ!今以上の作品にしてなお続けるには主人公を体験する以外にない…”そういって師匠は本当の戦場へ足を踏み入れていった……そして師匠は……読者はあの作品を続けさせるためにそこまで要求したのか?
    いいや!誰も娯楽にそこまで要求しちゃいねえ!だがそうせざるをえないのが…漫画バカなんだよぉぉおっ!!」

    (by:延道 断)

    特に書き手サイドの人間に読んでもらい自身を振り返ってもらいたい作品ですが、読み手としても思わず「良くぞ言ってくれた!」と思う事が描いてあります。
    また、「仕事観」としても学べる部分がありますので、そういう意味でもオススメです。

    小ネタ:「げんしけん」第11巻収録の第62話で、スーが意気揚々とこのコミックマスターJのコスプレをしています。ちょっとツボりました。
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    無様な愚か者

    画像は英雄伝説 零の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれで福岡出身福岡在住です。
    趣味と株に時間を取られ更新滞っていたため、投資録+レビューに掲載内容を変更。
    レビューはコアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。