悲鳴伝 遂に底が見え始めた西尾維新の「少女不十分」に続く苦肉の2作目

    講談社ノベル
    11 /15 2012
    悲鳴伝 (講談社ノベルス)

    タイトル悲鳴伝
    出版社講談社
    レーベル講談社ノベルス
    著者西尾維新(代表作:「戯言」シリーズ、「刀語」、「化物語」シリーズ)
    ジャンルSF
    全1巻。

    内容:2012年10月25日、午前7時32分。『大いなる悲鳴』と呼ばれる謎の災害によって、人類の3分の1が死滅。

    半年後の2013年5月27日、自分が何事にも心を動かされない人間であることに苦悩していた空々空(そらから くう)は、友人である花屋瀟(はなや しょう)から紹介された飢皿木診療所を訪れた。
    悩みを打ち明けた。その結果、心が軽くなり、帰りに花屋にお礼の電話をして道を歩いていると、剣道着の少女、剣藤犬个(けんどう けんか)に携帯を貸してほしいと言われ、携帯を貸したら、なぜかお礼にキスをされてしまう。
    そして、この日を境に空々空は、後戻りのできないモノへと一変してしまう。

    感想:「少女不十分」に続いて、本が厚いだけで、内容が他の西尾維新代表作に及ばない駄作。
    主役の空々空は、「戯言」シリーズのいーちゃんを真面目にした感じのキャラで、女性キャラは、相変わらずどこかちょっとだけエロティックな要素を持っているというパターンも変わらなかったため、キャラのバリエーションが遂に枯渇したかと心配になってきました。何より残念なのが盛り上がりがない事。「少女不十分」ほどではありませんが非常に単調です。読むのをいつでも止めれます。続きが気になるという事がありませんでした。ですが、
    (以下ネタバレ:反転)
    敵が地球っていう設定はインパクトがあって良かったです。それと著者にしては、珍しいバッドエンドだったのも好ポイント。
    (ネタバレ終了)

    相変わらず、言葉遊びが好きで校正泣かせな内容に、西尾維新標準搭載の冊数を増す毎に多くなっていく“文章修飾”と、「偽物語」から始まった“雑談でページを稼ぐ悪癖”の二つが相乗効果がもたらした結果生まれた作品だといえます。キャッチコピーである「西尾維新史上、最長巨編」、「最長巨編にして、新たなる英雄譚」。これは、どこまで本気で言っているのでしょうか?
    悲痛伝」という続編が決定していますが、正直続編は止めるべきだったと思わずにはいられません。
    なぜかというと、「カウボーイビバップ」のスパイク並に空々空(そらから くう)という人間を完璧に描き終わっているからです。これ以上何を掘り下げるつもりなのか?
    作中で残った伏線は確かにありますが、主人公を描き終わっている以上、わざわざ回収してまで続編を作る必要性が見当たりません。
    西尾維新作品として評価すると、「戯言」シリーズ>「刀語」=「化物語」シリーズ>「悲鳴伝」>「少女不十分」と言った位置づけでしょうか。
    冒頭にも言いましたが、西尾維新としては駄作ですが、他の良くわからん作家の作品を読むよりかは、等身大のヒーローを描いたという意味で価値あるライトノベルだと思います。
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