伝説の勇者の伝説 救いのない絶望の運命を変えようとする勇者達の友情の物語。

    富士見書房ノベル
    10 /24 2012
    伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)

    タイトル伝説の勇者の伝説
    出版社:富士見書房
    レーベル:富士見ファンタジア文庫
    著者:鏡貴也(代表作:「伝説の勇者の伝説」「いつか天魔の黒ウサギ」)
    イラスト:とよた瑣織
    ジャンル:ファンタジー・群像劇
    全11巻。

    内容:ローランド帝国王立特殊学院の学生、ライナ・リュートは、いつも寝てばかりで無気力な劣等生。毎日、昼寝だけして過ごすことを望んでいるが、どういう訳か同じ学生であり、王家の血を引くシオン・アスタールに「仲間にならないか?」と勧誘を受け、ライナに好意を持つキファ・ノールズからは付きまとわれ、平穏だが中々昼寝もできない日々を送っていた。
    そんなある日、敵国のエスタブール王国が戦争をしかけてきたことで、ライナたち学生も戦争に送り込まれる。敵はエスタブール最強の戦闘部隊である魔法騎士団。多くの仲間を失ってしまうが、ライナの瞳に隠された複写眼(アルファ・スティグマ)が暴走し、エスタブール魔法騎士団を殲滅。なんとか暴走も収まり、ライナとシオン、キファは一命を取り留める。
    戦後、忌み嫌われる複写眼(アルファ・スティグマ)保持者である事が、バレたライナと、二重スパイであったキファは投獄されてしまう。シオンは先の戦争の戦果の自分の手柄として昇進。
    そしてこの事をきっかけにシオンは遂にはローランドの王となり、キファとライナを釈放する事に成功する。
    キファは大好きなライナを本当の意味で救うため、ローランドを出奔。
    ライナは、王であるシオンの命令により、この世界から戦争を無くす為、金髪碧眼で女神と見まごう美貌を持つが、ちょっと残念な団子好きであるフェリス・エリスを相棒に、伝説に登場する「勇者の遺物」を探す旅に出る。
    ライナが昼寝だけをして過ごす日々は果たして訪れるのか?
    今、ここに伝説の勇者の伝説が幕を開ける!

    感想:展開がとにかく速い作品です。1巻からとんでもない速度で物語が展開します。
    文章は読みやすく中々ページが進まないという事もなく、まさに軽小説(ライトノベル)と言えます。物語の中で戦争が扱われているため、表紙やイラストのイメージからは想像できないほどそういった描写に事欠きません。これが意外性を演出し、いい意味で裏切られた感があって、一気にハマりました。

    (以下ネタバレ反転)
    続編「大伝説の勇者の伝説」では、さらに展開が速くなり、大陸全土を巻き込んだ戦乱が描かれるようになるのですが、この「伝説の勇者の伝説」は戦争へと突き進む「狂った勇者」と契約したシオンを救うため、ライナがローランドを出奔し、旅に出るまでが描かれています。
    「寂しがりの悪魔(ライナ・エリス・リード)」を宿すライナを永遠の苦しみから救うため、ライナを殺す事で救おうとするシオン。シオンに殺されそうになりながらもシオンを救おうとするライナ。これはそんな二人の悲しいまでの友情の物語となっています。

    (ネタバレ終了)

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    無様な愚か者

    プロフィール画像は英雄伝説 零の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれ福岡出身の九州野郎です。
    コアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。
    2016年末から株式投資はじめました。
    ブログURL通り「死ぬまで負けてない」の精神で挑んでます。
    趣味と株に時間を取られて更新滞りまくりだったため、2019年を目前に備忘録+レビューに掲載内容を変更。

    株式投資の記録を載せますが、投資を推奨するものではありません。
    あくまで自分のためだけに書いております。
    名前の通り私は無様な愚か者です。
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