狼の口~ヴォルフスムント~ 『ベルセルク』の三浦建太郎と『エマ』の森薫の弟子!久磁光久の中世記

    エンターブレインコミックス
    10 /21 2012
    狼の口   狼の口”攻略作戦を、これより開始する!!

    タイトル狼の口~ヴォルフスムント~
    出版社エンターブレイン
    著者久慈光久(代表作:「狼の口~ヴォルフスムント~」)
    ジャンル歴史伝記戦争・群像劇
    掲載誌Fellows!
    1巻以下続刊。

    内容:14世紀初頭、アルプス山脈。ドイツとイタリアを最短距離で結ぶ交通の要衝であるザンクト・ゴットハルト峠は、アルプス山脈に住まう人々に交易による大きな利益をもたらしていた。
    イタリアへと通じるザンクト・ゴットハルト峠には、難攻不落をもって知られる関所があった。

    峠に権益を持つウーリ、シュヴァイツ、ウンターヴァルデン二準邦の森林同盟三邦は、敵から既得権益と自由を守るため、13世紀末に盟約者同盟(後のスイス連邦)を結成したが、峠の権益を狙うオーストリア公ハプスブルク家によって三邦は占領され、圧政が敷かれてしまう。
    これに対抗する盟約者同盟の闘士たちは、独立を取り戻すために地の利を活かして抵抗を続けており、三邦には叛乱の機運が大いに高まっていた。

    しかし、ザンクト・ゴットハルト峠の関所は、堅牢な砦からなっており、三邦の民衆は内部に閉じ込められていた。関所を支配する代官ヴォルフラムは、一見優しそうな笑顔を浮かべた優男だが、その実、密行者を見抜く術に長け、密行者には容赦のない処刑を加えることから、地元民は何人たりとも通行できず、密行を企てた者を一人残らず抹殺するこの非情な関所を、人々は恐れと恨みをこめて、こう呼んだ。
    ヴォルフスムント―――“狼の口”と。

    感想久慈光久を始めて知ったのは、鎧光赫赫に収録されている読切「ラピットファイア」でした。読んだら一発で気に入り、以来お気に入りの作家の一人です。この「狼の口~ヴォルフスムント~」は、久慈光久の初連載作品です。
    当初は、回毎に登場人物がバラバラであった事もあり、狼の口にまつわる人々の話かと思っていましたが、実は全ての話は、狼の口の攻略を目指す布石となっています。構成は、群像劇のそれであり、主役級の人物(ヴァルターなど)はいるけど、様々な人物の視点から描かれています。
    この作品は、狼の口を攻略し、支配者ヴォルフラムを倒し、かつての自由な通行を取り戻そうとする盟約者同盟の戦い。
    その中でも、城攻めがメインで描かれている中世の戦争モノとしては非常に珍しいマンガです。
    砦には多くの仕掛けが施されており、堅牢な砦をどのように落としていくか?は読み応えたっぷりです。
    城攻めの難しさがよく表現されたマンガだと思います。
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    プロフィール画像は英雄伝説 零の軌跡に登場する御方。

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