エンジェル・ハウリング |時に交差する二人の女。旅路の果てに待つものとは―

    富士見書房ノベル
    09 /20 2012
    エンジェル・ハウリング〈1〉獅子序章‐from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫) 「心の実在を証明せよ。さもなくば世界の滅亡を約束する」

    タイトルエンジェル・ハウリング
    出版社富士見書房
    レーベル富士見ファンタジア文庫
    原作秋田禎信(代表作:「魔術士オーフェン」シリーズ、「エンジェル・ハウリング」)
    イラスト椎名優
    ジャンルファンタジー
    全10巻。

    内容:白く美しい指先に一瞬だけ力が込められる。ただそれだけ。それだけでその男のあごは音を立てて、あっさりと外れる。痛みにのたうち回る男をその真紅の髪の美女は、炎のような赤い瞳で冷たく見つめていた…。
    “絶対殺人武器”―イムァシアの刀鍛冶たちにより最強の暗殺者として育てられたミズー・ビアンカは辺境の街にいた。目的はとある退役騎士の情報を得ること。彼は“精霊アマワ”の手掛りを持つ唯一の男。世界の滅亡の鍵を握る“精霊アマワ”。その強大な力と、それを巡る陰謀にミズーはたった一人で闘いを挑む。

    「開門よ、成れ!!」鋭くのびた思念の糸に、フリウが念を込める。物体は砕け、精霊は動きを止める。念糸使いの少女フリウは、父ベスボルトと精霊狩りに入った硝化の森で、記憶をなくしたという一人の少女と遭遇する。時を同じくして、静かだった辺境の街に現れ始める見慣れぬ人々。若き警衛兵、帝都の最高刑執行者“黒衣”、巨大な炎の獅子の精霊を操る女暗殺者。
    偶然か?必然か?何が彼らを呼び寄せるのか?8年の時を経て、フリウの記憶の淵に眠る、冷たい世界が、呼び覚まされそうとしていた。

    感想:奇数巻はミズーが主人公の物語。偶数巻はフリウが主人公の物語。“精霊アマワ”と6人の5人の人間の間に交わされた契約に翻弄されるミズーとフリウ。全編通してシリアスだけど、例外もあってたまに笑いあり。ミズー編はボケが居ないけど、フリウ編には人精霊スィリーという同作者のオーフェンでいうボルカンのような立ち位置のキャラがいるため、時にシリアスな空気が磨耗する。
    だけど、オーフェンの東部編、西部編ように明らかな構成の違いはなく、秋田禎信安定したクオリティでシリアスかつファンタジックな物語が両編で楽しめ面白い。別に冬が舞台って訳じゃないけど“硝化の森”の描写や“氷海リトホーフル”などからどうにも冬っぽい印象を受ける。
    ミズー編から刊行されたのに、最終巻はフリウ編。正直ミズー編の方が好きだったので、なんだかラストがフリウ編ていうのに微妙な気持ちになりました。

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    無様な愚か者

    画像は英雄伝説 零の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれで福岡出身福岡在住です。
    趣味と株に時間を取られ更新滞っていたため、投資録+レビューに掲載内容を変更。
    レビューはコアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。